イヌノコト。

現役トリマーが犬のことをあれこれ考えるブログです。

犬より賢い?ファンシーラットの魅力

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今日は唐突に犬ではないお話です。

「ファンシーラット」ってご存知ですか?

我が家にも2匹いるのですがとても可愛くて、ラットの魅力を日本に広めたい!と前々から思っておりましたので、今回はそんなファンシーラットをご紹介させてください。

ファンシーラットとは

とっても可愛い名前が付いていますが、要は家畜化されたドブネズミです。都心でもよく見かける、あの嫌われ者の。

でも、ペットとして改良されていますのでとにかく飼いやすいです。

日本ではマイナーですが、ヨーロッパやアメリカなどでは実は人気のペットなんですよ!

世界中に愛好家がいますし、人に飼われている歴史も長いのです。

もちろんペット用に繁殖されていますので、病気を媒介することはありません。

ラットとマウスの違い

ネズミと言ったら通常ミッキーマウスの「マウス」を思い浮かべますよね。

実は「ファンシーマウス」もいるのですが、こちらはハツカネズミを家畜化したもの。

見た目で言うと、大きさが全然違います。

マウスは20グラムほど、ラットは200グラム~800グラム。10倍以上も体重が違うんです!

ラットは大きい子になると500ミリペットボトルより大きくなります。結構な迫力ですよね。

また、性格にも大きな違いがあります。

マウスは神経質で短気、ラットはおっとりしていて温厚です。

ラットの方が断然飼いやすいと思います。

実際私が飼っているラットは、2匹ともとてもお利口で飼いやすいです。

雄雌なので別に飼っていますが、社交性のある動物なので多頭飼いに向いています。

カラーバリエーションが豊富なのもファンシーラットの魅力

カラーのバリエーション、柄のバリエーション、毛質のバリエーション、耳の付き方のバリエーション、また目のカラーにもバリエーションがあるのです!

犬以上にバリエーションが豊富です。

私も詳しくないですが、柄の入り方など1匹1匹全然違うのでとても面白いですよ。

ちなみにうちの子は「立ち耳のスキニー」の男の子と「ダンボ耳のブラックバークシャーレッキス」の女の子です。

なんだか呪文みたいですね。

「スキニー」はヘアレスとも呼ばれる通り、全身ほとんど毛が生えていません。

私には可愛くてしょうがないですが、ツルツルな容姿は好き嫌いが分かれるところです。

もう1匹の「ブラックバークシャー」はブラックの体に、手足の先とお腹のみが白い柄になります。

猫で言う「タキシード」柄ですね。

「レッキス」は縮れ毛のことで、ちりちりとウェービーな毛が可愛いです。

そして「ダンボ耳」はその名の通り、大きなお耳が顔の横に付いています。

ノーマルタイプのお耳よりも、幼く可愛らしく見えるので人気があります。

ファンシーラットのここが良い!

私がファンシーラットをおすすめする理由です。

  • 性格が温厚
  • とても人に懐く
  • びっくりするくらい賢い
  • なんでも食べる
  • トイレを覚える
  • コスパ?が最高

性格が温厚

本当に温厚で優しいです、少々手荒に扱っても大丈夫。

皆さんが想像するような、すごいスピードでは動きません。

ただし、雑食なので自分より小さな生き物は本気で食べようとするので、小動物とは一緒にしないでくださいね。

とても人に懐く

とにかく懐きます。

呼べば犬のように走って来ますので、とっても可愛いですよ。

甘える時には手をペロペロ舐めてくれたりして、愛おしい。

犬や猫のように環境によって影響を受けることが少ないそうなので、素直に育ってくれます。

びっくりするくらい賢い

あの小さな脳みそで、本当に賢いです。

いつも私がご紹介しているクリッカーを使っていろんなことを教えることができます。

うちの子はお手や持ってこい、スピンを覚えました。

YouTubeなどで検索するとラットさんのトリックを沢山見ることができます。

ついつい時間を忘れて見入ってしまうので要注意です。

なんでも食べる

先ほども書きましたが、雑食動物です。

日本ではラット用フードが少ないので、我が家ではハムスターフードやドッグフードを与えています。

その他、野菜やフルーツなどを一緒に楽しむことができるのも良いですね。

トイレを覚える

トイレは基本的に自分で決めた所で勝手にしてくれるので、そこにウッドチップやトイレシートを敷くことで対応可能です。

ハムスターなどに比べるとだいぶ臭いもしない方だと思いますし、よく慣れた子であればシャンプーもできるそうですよ。

鳴かない

何と言っても静かです。

よっぽどのことが無い限り鳴かないんじゃないかと思います。

私はうちの子が鳴いた声を聞いたことがないですし。

小動物OKのマンションでしたら余裕で飼えます。

比較的人に合わせて生活できる

本来ラットは夜行性ですが、一緒に生活していると人間に合わせて行動してくれます。

朝に起こしても文句は言いません、喜んで一緒に遊んでくれますよ。

コスパ?が最高

生き物に対してコスパというのは間違っていると思いますが、他に良い言葉が見つからず…すみません。

犬を飼うのってものすごくお金がかかります、参考までに良かったらこちらの記事もどうぞ。

www.inunokoto.com

何十万円もする犬に対して、ラットは数千円で購入できます。

蛇の餌用に販売されているのも同じラットですので、そういった子であれば数百円で家族になれます。

飼育用品も特別な物はなく、ほとんどが安価。私は衣装ケースを改造して飼っています。

ランニングコストも、体が小さく、かつ丈夫ですので本当にかかりません。

毎日のお散歩だって必要ありませんよ。

生活費をほぼ圧迫することなく、生活がめちゃくちゃ楽しい物になります。

ラットの唯一の欠点

ここまでべた褒めしてきたファンシーラットですが、1つだけ欠点があります。

それは「寿命がめちゃくちゃ短いこと」です。

通常ラットの寿命は、約2年ほどと言われています。

体も大きいし、頭も良いのに寿命が短すぎませんか?

実際にお迎えするのは生後数か月してからですし、実質1年半ほどしか一緒に暮らせないことになります。

私が唯一嫌だなと感じているのはこの寿命の短さです。

総合的に見てめちゃくちゃ優秀なペットではないでしょうか?!

  • マンションでも飼える(小さい、鳴かない)
  • 懐く
  • 芸もできる
  • トイレも覚える
  • 飼育費用がほとんどかからない

いかがでしょうか、ペットとしてかなり高得点ではないかと思います。

ビジュアルがどうしてもダメ…という方でなければ、1度どこかで触れ合ってみて欲しいです。

きっとファンシーラットの可愛さにメロメロになりますよ。

まとめ:私が最もおすすめするペットはファンシーラットです

「ペットが飼いたい」と相談されることが多いのですが、最近は「ファンシーラット一択!」とおすすめしています。

というのも、実は先ほどの唯一の欠点である「寿命が短い」というのがある意味メリットでもあると感じているからなのです。

犬を飼うとなると最低でも15年くらいはお世話をし続けなければいけません。

特に若い方の場合はその間に様々なライフイベントが発生します。

実家を出る、彼氏・彼女が出来る、破局する・結婚をする、出産をするなど。

その度に「では、犬をどうするか」「誰が面倒をみるか」という問題が出てきます。

主に引っ越しが大きく関係している場合がほとんどです。

もちろん、どんなことがあっても自分で最期まで面倒をみることがベストなのは当然ですが、実際には厳しくなって実家にお願いしたりするパターンも多く見かけます。

「犬がいるから…」ということで人生の選択肢が狭まることもあるかもしれません。

その点、ラットの寿命は約2年。

自分で最期まで面倒を見てあげるというハードルがぐんと下がりますし、縛られることもほとんどありません。

この先2年の人生設計であればわりと容易にできるのではないでしょうか。

また、小さなお子さんに犬が飼いたい!とせがまれているお父さんお母さん。

子供が世話をすると約束して飼っても、子供が巣立った後はほぼ100%の確率でご両親が面倒を見ることになります。

ラットであれば、小さな子ネズミから老ネズミになり、最期はきちんと見送る。

生き物の「一生」を最初から最期まで経験させてあげることができます。

犬とは比べ物にならないくらい手もかからず、ペット初心者さんでも十分幸せにしてあげられます。

もし、犬が飼いたいけれどなかなか踏み切れない、不安な方は是非ファンシーラットも選択肢に入れてあげてください。

とても楽しい生活が送れますよ。

ですがもちろん、寿命が長い短いや体の大きさに関係なく、またどんな動物であっても命の大きさに変わりはありません。

大切に大切に育てていただくのが大前提です。

今回の記事で、少しでもファンシーラットのことを知っていただけたら嬉しいです。

以上、唐突なネズミちゃんの紹介記事でした。