【都市伝説】ドッグフードを食べていると癌になる?!

驚いたボーダーコリーの写真

今年のはじめにある食育セミナーに参加したのですが、その時に感じた「ドッグフードと癌」のお話です。

現代の犬の死因と寿命

  1. 心臓病
  2. 腎不全

現代の犬の死因TOP3です。

このうち、癌は全体の半数以上を占めています。

獣医療が発達したことに加え、ドッグフードが普及したことが犬の寿命を延ばすことに大きく貢献したと言われています。

ドッグフードの普及する30年前の犬の平均寿命は7.5歳、現在は14.17歳になっています。

30年間で約倍近くになったということになります。

癌が増えたのはドッグフードのせい?!

その時のセミナーでは、

「残飯を食べていた時代の犬に癌で死ぬ子はほとんどいませんでした!(だからドッグフードは危険)」

というお話の流れで、みなさん必死にメモを取っていらっしゃったのですが…。

ちょっと待って、ではその頃の犬は何が原因で死んでいたの?

30年前の犬の死因

  1. フィラリア症
  2. 犬ジステンパー
  3. 交通事故

…いかがでしょうか。

今の時代であれば全て防ぐことができる病気、事故です。

これらの予防率が上がったことにより寿命が延び、死因が大きく変わったということになります。

また人間の死因も1位が癌、2位が心疾患ですので、犬だけが特別癌になりやすいということでもないと思います。

まとめ:極端な思い込みは危険です

手作りご飯ってとても魅力的だと思うんです。

安全な物を自分の目で選べるし、愛情をたっぷりかけてあげられるし、水分も沢山摂らせてあげられるし、愛犬も喜んで食べてくれるし。

メリットが沢山ありますし、私も手作りご飯大好きです。

でも「ドッグフードが悪」ではありません。

犬の健康管理をしやすく、そして寿命をここまで伸ばしてくれたのは紛れもなくドッグフードなのです。

ドッグフードも手作りご飯も一つの選択肢ですので、極端な考え方にならないよう気を付けたいですね。

以上、「ドッグフード食べたから癌になる訳じゃないよー」っていうお話でした。

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