子犬のお迎え!必要な物は?何をする?

飼い主に抱かれて眠るフレンチブルドッグの子犬の写真

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛により、ペットを飼う方が急増しています。

自宅で過ごす時間が長くなり、特にお子さんがいらっしゃるご家庭は「これを機に…」とお迎えを決めたのでしょう。

私の姉家族も、例に漏れずトイプードルの子犬をお迎えしていました。

早速私の所に来て犬用品のおさがりを持って帰っていったのですが、「はじめて犬を飼う人は、こんなことも知らないのか!」と思ったことも多かったので、今回記事にしてみます。

子犬を飼うために最低限必要な物

  • ケージ
  • トイレシート
  • ドッグフード

ケージ

私はケージフリーにしていますが、子犬のうちはやはりケージが必要かと思います。

見ていられない間はケージに入れて事故を防ぎます。

ケージの中でストレスなく過ごせる子に育てることはとても大切です。

一緒に寝たい気持ちはぐっと堪えて、しばらくはケージで寝てもらいましょう。

また、トイレのしつけの基本は「失敗させないこと」ですので、まずは狭いケージの中で良いのでシートの上で排泄するように習慣づけをしましょう。

起きた時、ご飯を食べた後、遊んだ後に子犬は排泄をしますので、床の匂いを嗅ぎ始めたらすかさずトイレ(ケージ)に連れて行きましょう。

一度失敗するとどんどん間違えるようになるので要注意です!

トイレシート

先ほども書いたようにトイレのトレーニングはとても大切です。

犬は足の裏の感覚でトイレシートを覚えると言われていますので、タオルや新聞紙で代用してしまわないようにしてくださいね。

子犬のうちは排泄の量も少ないですので、薄型の物で十分です。

体が大きくなってきたら、厚型やワイドタイプに変更していきましょう。

 ペットシーツの種類はこちらの記事で詳しくご紹介しています。

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私は床にシートを直置きする派ですが、直置きに抵抗がある方はトイレトレーを使用しましょう。

洗うのが若干面倒ですが、シートがめくれたりぐちゃぐちゃになることがありません。

 ドッグフード

ドッグフードは必ずペットショップまたはブリーダーさんの所で食べていた物と同じ物を用意しましょう。

新しい物に急に切り替えると、特に子犬の場合はお腹を壊しやすいので気を付けて。

事前に何回食か、どのくらいふやかした物を食べさせるのか確認することを忘れずに。

月齢が若ければ若いほど食餌回数は多くなります。

ふやかし具合も、べちゃべちゃから段々硬さの残った物に…と段階を踏んで与えます。

体の大きさや食欲、お腹の強さなどによってふやかしフードを与える期間は大きく異なりますので、不安になったらワクチン接種の際に動物病院で聞いてみてください。

また、飼い始めた頃の食事量のままずっと与えてしまっている方が稀にいますが、成長と共に量は必ず調整してあげてくださいね。

基本的には生後1年頃までパピーフードを与え、それ以降は成犬用に切り替えます。

女の子だったり、早めに成長が止まり太り始めた子は、それより早く切り替えてしまっても良いかと思います。

あった方が良い物

  • 首輪・リード
  • ベッド
  • 洋服
  • キャリーバッグ
  • クレート

首輪・リード

お散歩デビュー前から是非練習を開始してください。

首輪が嫌で気になって歩けない子も多いので、早い段階から自然に首輪を受け入れられるように育てましょう。

お家の中では布製の柔らかくて軽い首輪を付けて、お散歩の時は安全性の高いしっかりとした首輪に交換するのが良いと思います。

また、小型犬の場合は首輪でお散歩すると咳が出てしまう子もいますので、できればハーネスも付けられるようにしておくと後々助かります。

ベッド

タオルやブランケットで代用することも可能ですが、よりふわふわな方が快適かな?という程度ですので、後まわしにしてしまって大丈夫です。

洋服

洋服は必要なさそうに感じますが、意外と大事。

犬達が生活する床付近は思ったより冷えます。

冬だけでなく、夏のクーラーの効いた部屋も実は要注意。

思っているより人と犬とで感じている温度が違ったりしますので、その違いを埋めるために洋服が役立つ場合があります。

また最近では手術の後に、エリザベスウエアという術後服を着せる病院が増えてきました。

洋服に慣れていない子は大きなストレスを感じることになりますので、できれば普段洋服を着せる予定のない子でも練習だけはしておいてもらいたいです。

シニア期に入ってからは温度調節が苦手になりがちですので、長い目で見ても洋服トレーニングは重要になってくるかなと思います。

キャリーバッグ

動物病院に行ったりお出かけの際に使うキャリーバッグです。

すぐに必要な物ではありませんが、用意はしておいた方が良い物になります。

私の好きなマンダリンブラザーズのキャリーバッグです。

こちらは上がメッシュになっているタイプなので、電車にも乗れます。

スリングタイプは電車に乗ることはできませんが、ちょっと抱っこする時など本当に便利です。

私も使っていますが、小さい犬であれば2頭入りますし、こちらのスリングは伸縮性があり体にぴったりフィットしてくれるので手を放しても犬が落ちることはありません。

本当におすすめで、私のお店でも1番人気の商品です。

クレート

クレートは、トレーニングの際に重要になりますのでできれば用意していただきたい物になります。

狭い所に入ってお利口にしていてくれることが出来ると、来客の際や、緊急時に同行避難をしても周りの方に迷惑をかけず、肩身の狭い思いをしなくて済みますね。

その他、動物病院やペットホテルに預けてケージに入ってもへっちゃら。

少し遠方にドライブや旅行に行くこともできますね!

連れて帰ったら何をする?

  • 名前をつける
  • ゆっくり休ませる
  • トイレだけは失敗させないよう見張る
  • ご飯を食べさせる

名前をつける

姉家族のところの犬は、1週間たってもまだ名前が付いていませんが…。

呼びやすく、他と被らない名前が良いですね!

家族であれこれ喧嘩しながら素敵な名前を付けてあげてください。

ゆっくり休ませる

とにかく子犬は元気なので、初日からガンガン遊びたがります。

嬉しくてついつい構ってあげたくなってしまいますが、しばらくはゆっくりと過ごさせ、環境に慣れてもらいます。

本人(犬)が思っている以上に子犬は体力がありませんので、遊びと休憩の時間は飼い主が管理してあげてくださいね。

トイレだけは失敗させないよう見張る

ケージから出して遊んでいる時はもちろん、ケージの中にいてもトイレは気にしていてあげましょう。

トイレが汚れたままになっていると、嫌がって別の場所に排泄してしまう子もいるので、汚れたらすぐにシートを取り換えてあげます。

トイレシートをビリビリにしてしまう子には、メッシュ付きのトレーがおすすめですが、先ほども書いたように犬は足の裏の感覚でシートを覚えていますので、トイレの成功率が下がる可能性があります。

トイレシートに興味を示さなくなったら元に戻すのが良いかもしれません。

ご飯を食べさせる

月齢が若かったり、体が小さい子犬の場合は、食餌の間隔が空くと低血糖を起こす恐れがあります。

事前にペットショップで確認した時間、回数で与えてください。

稀に、ペットショップで食事制限をされている子犬がいますので、ワクチン接種などで動物病院に行った際に痩せすぎていないか確認してもらいましょう。

子犬の頃はお腹がパツパツぽんぽん、コロっとしているのが正常です。

体重を気にして痩せすぎてしまわないよう要注意です。

お散歩にはいつから行けるの?

だいたいペットショップで説明を受けているはずですが、浮かれてあまり話を聞いていなかったり、そもそも知識がなく理解できていないことが多く、本当によく聞かれる質問です。

基本的には3回のワクチン接種が終了して1週間経過すれば、十分な免疫が付きますのでお散歩デビューすることができます。

2回の接種でOKとする獣医さんも居ますので、確認してみてください。

ただ、接種終了前でも地面に下ろさず抱っこでのお散歩は全然大丈夫ですので、社会化のお勉強の為にも是非連れて行ってあげてくださいね。

大きな音、自転車、知らない人などになるべく小さくて警戒心のないうちに慣れさせてしまいましょう。

3回のワクチン接種が終わって、晴れてお散歩デビューができたら、まずはあまり人や犬のいない安全な場所でリードを付けて降ろしてあげます。

はじめは怖がって動こうとしませんが、少しずつ慣らしていけば良いので焦らず子犬の好きなようにさせてあげてください。

無理に引っ張っると怖がってしまうので気を付けましょう。

お散歩のマナーを入れるのは外で堂々と歩けるようになってからで十分です。

少しの音にも敏感でなかなかお散歩が出来ない子も中にはいますので、そういう子の場合は無理せず抱っこでお散歩で良いかと思います。

我が家にもお散歩嫌いの子がいますが、本人が歩きたがらない時は抱っこです。

無理に歩かせなくても、外に出て気分転換ができればそれで良しとしています。

避妊・去勢手術ってした方が良いの?

私は推奨派ですが、これはご家族でよく話し合って決めてあげてください。

焦ってする必要はありませんが、男の子であれば足を上げておしっこをするようになる前、女の子は初めてのヒートが来る前に手術をするのが良いかと思います。

避妊・去勢手術についてはこちらもお読みいただきたいです。

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まとめ:子犬と一緒に飼い主も成長していきましょう

今回ご紹介したのは、とりあえず用意しておくのが良いグッズですが、その子その子に合わせて必要な物が出てきますので少しづつ揃えていきましょう。

子犬を迎えたその日、飼い主もパパママデビューです。

はじめは分からないことも多いと思いますが、犬と過ごす毎日は新しい発見・体験がいっぱい。

これから始まる新しい生活が楽しいものになりますように…!

コメント

  1. pontelove より:

    うちも犬(パピヨン)飼っています。
    勉強になります。

  2. inunokoto より:

    id:pontelove
    ぽんぽんさん
    コメントありがとうございます(^^)
    可愛いパピヨンちゃんですね!
    ブログも読者にならせて頂きました♪
    よろしくお願いします。

  3. teru7000 より:

    こんばんは。
    初めて飼う方は、この準備以外に「生涯費用」も考えておいてほしいですよね。
    ペットは買うまでより、飼い始めてからのほうがかかります。
    うちの子は病気が多かったので、人間の子を育てる位かかりました。
    途中で飼育放棄される前に考えておいてもらいたい問題です。

  4. inunokoto より:

    id:teru7000さん
    こんばんは!コメントありがとうございます。
    生涯費用、とても大事なことなのでさっそく記事にしたいと思います(^^)

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