イヌノコト。

現役トリマーが犬のことをあれこれ考えるブログです。

子犬の社会化に最適なパピーパーティー

f:id:inunokoto:20190315091428j:plain


子犬を飼ったら気になるパピーパーティー

今日は、パピーパーティーがどんなものなのかのお話です。

パピーパーティーとは

レーニングスクールや動物病院、トリミングサロンなどで生後2~6か月頃までの子犬を集め、遊びを通じて犬同心の礼儀やマナーを学ぶ場です。

ドッグトレーナーが先生になり、イメージとしては「プレ幼稚園」といった感じです。

具体的な内容としては、

  • 子犬同士で遊ぶ練習
  • 飼い主以外の人に触られる、おやつをもらう練習
  • 簡単なおすわり、待てといったコマンドの練習
  • はみがきの練習(お口を触られる練習)
  • 掃除機などの生活音に慣れる練習

などです。基本的には参加費はあまり高くなく5000円以下で参加できる場合が多いです。お店側は集客のためにやっているため、無料の場合もありますよ。

無料とはいえ子犬にとっては本当にお勉強になりますので、ぜひ参加していただきたいです。

子犬の社会化不足

「子犬には社会化を!」とはよく聞きますが、実際に社会化が不足するとどういった問題があるのでしょうか。

他の犬と仲良くできない

子犬は早いうちから母犬や兄弟犬と離されます。

本来であれば兄弟犬と遊びの中で「強く噛んだら相手が怒る」「しつこくされると嫌な思いをする」などといった他の犬との接し方・距離感などを学びますが、ペットショップなどで販売される子犬は狭いケージの中で1匹で過ごしますので、そういった他犬との交流がないままに育ちます。

家族に迎え入れられてからも人間以外と過ごす機会がないため、他の犬との接し方が学べません。

また、社会化を過ぎた子犬は自我が芽生え警戒心が生まれます。そのため、他の犬を怖がってしまったり吠える、噛むなどの問題行動へと繋がっていきます。

また、子犬の頃に適度なストレスを感じずに育った子犬は、ストレスに弱く興奮しがちになると言われています。

ワクチン接種が終わらないと外に出られなかったり、家族以外の人と触れ合う機会もないので、そういったことも関係しています。

他の子犬や知らない人に触れ合えるパピーパーティーは、子犬の社会化にとってとても良い影響を与えるので、おすすめです。

パピーパーティーに必要なもの、こと

ワクチン接種

ワクチンプログラムの終了していない子犬が集まることになりますので、愛犬や他の子犬を守るためにも、必ずワクチンは打って参加しましょう。

3回全てのワクチンが終了していなくても参加できるところがほとんどですが、証明書は必ず持参してくださいね。

ノミダニ予防

お散歩に出られるようになっている月齢の子犬は、しっかりとノミダニ予防をしてください。まだお外に出たことがない子犬たちがノミダニをもらってしまうと大変です。

首輪やリード

遊びの時間以外は基本的に首輪とリードを付けて待機します。お散歩の練習を行う場合がありますので忘れないようにしましょう。

おやつや水

簡単なトレーニングをする際、おやつは必ず必要です。アレルギーのでない物を確認して持参しましょう。

食べるのに時間がかかるものや固いもの、ポロポロこぼれるものは使いづらいので、硬めのビスケットや小さくちぎりやすいものがおすすめです。

ペットシーツ

お店側が用意してくれている場合がほとんどですが、万が一粗相をしてしまった際にさっと片付けられるよう念のため持参しましょう。

参加費用

参加費がかかる場合も忘れずに持って行ってくださいね。

飼い主も打合せ動きやすい服装で

床に座ったり動き回ったりしますので、汚れても良い・動きやすい服装で行きましょう。子犬の足を踏んで怪我をさせてしまうと大変なので、間違ってもヒールのある靴などで参加しないように!

パピーパーティーの注意点

体調管理

免疫力の低い子犬が集まります。少しでも体調がすぐれない場合は参加を見送りましょう。愛犬だけでなく他の子犬にうつしてしまうこともあります。

また、会場まで歩いて向かう場合など、愛犬が疲れてしまわないように気を付けてください。

主催者

動物病院やサロンなどで開催される場合がありますが、ドッグトレーナーがきちんと見てくれるのかどうかをしっかり確認してください。

子犬の体格差やテンションの違いなどを見極めて上手に遊ばせてくれたり、危険だと感じた場合は落ち着かせてくれたり。そういった見極めはドッグトレーナーしかできないと思っています(トリマーの私にはとてもできません)。

獣医師やトリマーではなく、トレーナーが先生になってくれるのかどうかの確認はとても大切です。

経験のあるトレーナーか?

私の愛犬はたった1度柴犬のパピーにわっと脅かされただけで柴犬が苦手になってしまいました。大人しいからという理由で、犬同士の触れ合いをさせようとドッグトレーナーに貸した結果、逆にうちの子が犬嫌いになってしまったという悲しいことがありました。

犬の性格や行動を理解し適切な触れ合い方を教えてくれるようなトレーナーでないと、そういったことにも繋がります。

慣れないトレーナーだと参加したことが逆効果になってしまうこともありますので、できれば事前に見学させてもらうなどした方が安心です。

他の子と仲良く遊ぶことがゴールではない

中には、もともと他の犬が苦手だという子もいます。

「ドッグランで他の子と仲良く遊ばせたい!」という飼い主様が多くいらっしゃいますし、その気持ちもとてもよくわかります。

しかし、何がその子の幸せなのか?を少し考えてあげてください。

「ドッグランで他の犬と仲良く走り回ること」が幸せな犬、「飼い主様と1対1でお散歩するのが」幸せな犬、1頭1頭幸せの形は違います。

その子の気持ちを優先させてあげて、必ずしも犬同士で仲良く遊ぶことがゴールではないということを頭にいれておいてください。

パピーパーティーに参加する理由は、将来的に感じるストレスを少しでも軽減させてあげるためだと思います。

他の犬は苦手だけれど上手に回避できる、知らない人は苦手だけれど噛みついたりしないなど、最低限のことができて本人の感じるストレスを最小限に納めてあげるということができれば十分です。

特に柴犬などは他の犬と仲良く遊ぶのが苦手だったりします。遊べなくても、攻撃的になったり怯えたりしない、トラブルになったりしないように育ててあげることが大切です。

愛犬の個性を大切に、その子の気持ちを優先して適切なトレーニングをしてあげましょう。

まとめ:パピーパーティーは子犬の社会化のチャンス!

パピーパーティーは当然ですがパピーしか参加できません。数か月の間にしか使えない特権です。

この数か月が愛犬の将来を決めると言っては大げさかもしれませんが、その子の人生において重要な時期になることは間違いありません。

そして、飼い主様も犬との接し方を学ぶ大きなチャンスです。

「これでいいのかな・・・?」という疑問を積極的に質問して、楽しい愛犬との暮らしの参考にしてみてください。

レーニングやしつけ教室、幼稚園に通わせると本当にお金がかかります。問題行動が出る前に社会化を学ばせ、飼い主様も犬との接し方を学べればとても経済的だと思います。

ぜひ、積極的な参加をおすすめします。